子どもたちがチャレンジできる理由
小学生だけではなく代表の髙橋さんをはじめコーチの方々、そして保護者の方も参加したサッカー紅白戦。キックオフの笛が鳴り響くと同時に、子どもたちは一斉に「ボールちょうだい!」と声を出しました。子どもたちが放つ「やってやるぞ!」というオーラを強く感じながら、サッカーの経験があまりない私にとっての戦いが始まりました。
不安を感じながらも、周囲の動きを見ながら柔軟に動けるよう自分にできることを探していると、すぐに相手チームの子がボールを持って向かってきました。私は必死に食らいつこうと全力で走っていきましたが、華麗なパス回しでかわされ、、、盛大に滑って転んでしまいました(笑)
コーチ「大丈夫?ナイスガッツ!!」
私「大丈夫です(笑)ありがとうございます!」
恥ずかしい気持ちもありましたが、コーチや子どもたちとのコミュニケーションの中で、不安な気持ちはどこかへ飛んでいきました。コーチが失敗よりも挑戦したことを評価してくれたとき、私は代表の髙橋さんが言った「コーチたちは子どもたちが楽しく成長できるように日々考えて練習している」という言葉に、納得感が生まれました。夢中になるサッカーの楽しさ
「活躍するチャンスだ!」いよいよ味方からのパスが私に回ってきました。期待に応えようと、相手ゴールを目指し全力でボールを蹴って走りました。サッカーはここからが難しいのですが、ここで私の意外なサッカーセンスが光りました。
相手チームが目の前に迫る瞬間、右斜め前方を走っている味方に、利き足ではない左足でパス!! そのプレーが凄かったのか、相手チームの子が「え?うま!」と言ってくれました。そして、私のパスを受け取った子がシュートを放ち…
ゴール!!!!!
思わずガッツポーズしていました。コーチや子どもたちから「ナイスプレー!」「ナイスアシスト!」と歓声が聞こえてきました。その時、背後から代表の髙橋さんが「楽しいでしょ?」と笑顔で声をかけてくれました。私はその瞬間、サッカーに夢中になっていました。
ルールがよく分からないけれども楽しい。その理由は、良いプレーができたことももちろんですが、何よりも「青山サッカースポーツ少年団」というチームが一丸となって喜びを共有できる環境があるからだと感じました。いつでも戻ってきたくなる場所
紅白戦では、保護者の方々も参加し、子どもたちと同じくらいの熱意でサッカーを楽しんでいました。また、練習の様子を見に来ている保護者の方々も多く、サッカーを通じたコミュニケーションの場となっていました。取材を終えた後、紅白戦に参加していた保護者の方が「また一緒にサッカーやろうね!」と私に声をかけてくださり、とても温かい気持ちになりました。
子どもや大人関係なく、誰もが楽しめるこの場所は、髙橋さんの想いでもある「大人になっても戻ってきたくなる場所を作りたい」という想いが形になっています。
利府町青山小学校をホームに活動している「青山サッカースポーツ少年団」(青山FC)です。スポーツ(サッカー)を「より楽しむ」ことを基本として、こころ・技・体の充実を図ることをモットーとして活動しております。
今後、同じフィールドのうえで汗を流し楽しめる環境と「子ども(キッズ)から大人、女子まで、生涯スポーツとしてのスポーツを楽しむ」異種目交流を含めた環境作り、地域スポーツクラブを目指していきたいと考えております。
皆さまからのご支援、ご協力をお待ちしております。