地域団体ストーリー

特定非営利活動法人Synapse40 (シナプス40)

特定非営利活動法人Synapse40 (シナプス40)

Pocci!の支援で子どもたちの活動の後押しができた ――1万Pocci!ポイント達成団体インタビュー

Pocci!の支援で子どもたちの活動の後押しができた ――1万Pocci!ポイント達成団体インタビュー

Pocci!では、企業が古紙をリサイクルすることで発生する価値(ポイント)で、地域の子どもたちの活動を応援しています。Pocci!に登録している地域団体は、企業からの支援が1万ポイントに達成すると、7千円の支援金を受け取ることができます。
今回は、宮城県大崎市で「中高生が提供するOneコインカフェ」や「誰もやらない子ども駄菓子屋 復活のFプロジェクト」など、ユニークな活動をしている、特定非営利活動法人「Synapse40(シナプスフォーティー)」代表理事の千葉繫美さんに、Pocci!の支援金をどのように役立てているのかをお聞きしました。
インタビュアー:佐伯眞歩(Pocci!学生チーム)

―― Synapse40は、いつから活動を始めましたか?

2013年に任意団体として立ち上げ、2015年に法人化をしました。会員は16名おり、中高生や大人のボランティアも含めて活動しています。

―― Synapse40の活動において、大事にしていることはありますか?

中高生の子どもたちにフォーカスすることです。私は、中学校の教員と校長をしていたのですが、行政の子どもへの支援の多くは乳幼児・児童までが対象になっていて、中高生への支援がもっと必要だと実感したことがベースになっています。

―― 「中高生が提供するOneコインカフェ」とはどのような取り組みでしょうか?

子どもたちが企画から運営まで行っている子ども食堂です。この活動は、2017年の3月に災害公営住宅にお住まいの方々をお招きし、「生きていることへの感謝の会」という食事会をきっかけに始まりました。この会は、無料塾に来ていた中学生の子どもたちと一緒に開催したのですが、ある子が「せっかく来ていただいたのだから、帰るときに“ありがとうございました”と言おうね」と話しているのを耳にしました。それは子どもの自発的な行動で、子どもたちは自らが主体となって活動できる環境さえあれば力を発揮できるのだと実感しました。この経験をきっかけに、翌年からその子どもたちと「Oneコインカフェ」という子ども食堂を始めました。彼らが高校を卒業した後も、ボランティアとして関わっていた子どもたちが引き継いで活動を続けています。

―― 「誰もやらない駄菓子屋プロジェクト」が復活したと知り、「誰もやらない」とは何を意味するのか、また復活に至る経緯が気になりました。

2015年から始めたこのプロジェクトは、学校以外のサービスラーニングとして子どもたちが駄菓子を売って得たお金を活動資金で困っている団体に寄付する取り組みで、こちらも子どもたちが企画し運営を行っています。このような取り組みは珍しく、また多くの人に興味をもっていただけるように「誰もやらない」と名付けました。コロナ禍の影響で小学生を募集する活動が途切れてしまったのですが、「誰もやらない駄菓子屋 復活のFプロジェクト」として、新たに参加者を集めて活動を再開しました。

―― Pocci!にはどのような経緯で登録されましたか?

宮城県内で子ども食堂を運営している団体が集まる「みやぎ子ども食堂ネットワーク」の事務局の方から教えていただき、登録をしました。

―― 企業が古紙のリサイクルを通じて地域の子どもたちを応援する仕組みについて、どのように感じますか?

私たちも古切手や書き損じはがきを回収し、そこで得られたお金を寄付する取り組みをしているので、親近感を抱いています。ほんのわずかでも集めれば大きな活動に広がっていくと感じます。

―― Synapse40は、1万ポイントを3回達成されました。支援金は何に活用されましたか?

「Oneコインカフェ」の食材購入とフードパントリーで寄贈いただいた食材の回収のためのガソリン代に使用しました。コロナが落ち着いてきてから、自由に使える民間の助成金が少なくなったためです。また、去年の大崎福祉夢まつりで駄菓子の販売などに使う備品に使いました。今回は駄菓子屋に必要なお菓子などを買おうと検討しています。

―― Pocci!のように企業が地域の子どもたちを応援する取り組みが広がっていったら、地域はどのようになっていくと思いますか?

同じ地域に住んでいる人や誰かを思いやる気持ちが増えてくるのではないかと考えています。私たちは、受けたものは誰かに繋いでいくという理念の中で活動をしているので、子ども食堂やフードパントリーを利用されている方たちには、「受けた恩は誰かにお返ししてね」とお伝えしています。

―― 応援してくださっている企業の方々に対してメッセージをお願いします。

多くの寄付をいただいており、本当に感謝しています。このような社会貢献の取り組みが循環していくとより良い社会になると思うので、私たちの活動に関心を持っていただけたらありがたいです。

特定非営利活動法人Synapse40 (シナプス40)

自分のことだけを考えがちな風潮を変え,誰かのために地域のために活動する子ども・若者が増える次の様な活動をしています。
☆「中高生が提供するOneコインカフェ」としての子どもによるこども食堂
☆社会貢献活動をしている団体に対して活動資金を寄附する駄菓子屋の経営体験の「子ども駄菓子屋プロジェクト」
☆課題解決の手法を体験的な活動をとおして学ぶ「おおさき謎解きプロジェクト」

自分のことだけを考えがちな風潮を変え,誰かのために地域のために活動する子ども・若者が増える次の様な活動をしています。
☆「中高生が提供するOneコインカフェ」としての子どもによるこども食堂
☆社会貢献活動をしている団体に対して活動資金を寄附する駄菓子屋の経営体験の「子ども駄菓子屋プロジェクト」
☆課題解決の手法を体験的な活動をとおして学ぶ「おおさき謎解きプロジェクト」

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