地域団体ストーリー

東六ゴールデンファイターズ

東六ゴールデンファイターズ

保護者と共に育て上げる野球チーム

保護者と共に育て上げる野球チーム

秋風が吹く仙台市内の野球場。おろしたてのユニフォームを着た子どもたちが監督に名前を呼ばれると、背番号のゼッケンを受け取りに笑顔で走ります。その後ろでは、多くの保護者の方が優しく見守っています。
今回は、軟式少年野球チーム「東六ゴールデンファイターズ」監督の中山裕太さんに、チームの特徴や、子どもたちへの野球の教え方について伺いました。
インタビュアー:鈴木桃香(Pocci!学生チーム)

沖縄でプロから直接指導

――東六ゴールデンファイターズは、普段どのような練習を行っていますか。
このチームでは、基本的に午前中で終わる短時間集中型の練習をしています。子どもたちは野球が好きでこのチームに入ってくれていますが、午後は家庭での時間に充ててほしいからです。また、短時間の練習は集中できるというメリットがあると思います。
――普段の練習以外にも取り組まれていることはありますか。
今年の2月に、東北楽天ゴールデンイーグルスが主催の「夢への翼プロジェクト2024」に、うちのチームの5、6年生が参加し、沖縄に行ってきました。これは、SNSで募集を見つけて応募したところ、見事に当選したんです。プロジェクトでは、地元の子どもたちと一緒に野球をしたり、楽天のキャンプに参加してプロの選手から直接教えてもらったりしました。
――練習する環境が変わって子どもたちに変化はありましたか。
子どもたちは、監督の言うことは聞かなくても、プロで活躍している選手の言うことは聞くことがありますよね(笑)。そのような意味では、技術的に成長して帰って来たと思います。

保護者とチームの関係性

――今日も多くの保護者の方々が見に来ていらっしゃいますが、いつもなのでしょうか。
そうです。保護者と選手と監督の距離が近いことが、東六ゴールデンファイターズの特徴です。保護者の皆さんはバーベキューなどのイベントを企画してくれたり、チームのSNSの運用など、チームの活性化のために一生懸命に動いてくれています。ユニフォームのデザインもそうです。目を惹く袖のピンク色のラインは、子どもたちが通う東六番町小学校の桜の木をイメージしていたり、汚れが目立たないように「迷彩柄を入れてみようか」など、保護者の方々が考えてくれて出来上がりました。子どもたちの成長を見守りながら、皆でチームを運営して、チーム全体を育てていると感じます。

――そのような関係性だと、試合で勝った時や子どもたちの成長が見られた時に皆で盛り上がれますよね。
そうですね。もちろん自分の子どもが一番だとは思いますが、同じポジションを守っているライバルの子の活躍も素直に喜んでくれます。保護者の方々皆が、子どもたち皆のお父さん、お母さんですね。

子どもたちと真剣にぶつかり続ける

――中山監督が東六ゴールデンファイターズで指導するようになったきっかけは何ですか。
僕自身子どもの頃から野球をやっていて、大人になってからは社会人野球チームでコーチをしていました。僕の長男が「野球をやりたい」と言うので一緒に小学校に行った時、このチームが練習をしていて、雰囲気が良いと感じたので、長男は選手として、僕は指導者として東六ゴールデンファイターズに入りました。大人に教えるのとは違って、小学生に野球を教えるのは新たな気づきが多いです。
――子どもたちに野球を教えるうえで意識していることはありますか。
社会人野球チームで教える時は、相手は経験者なので細かい技術を教えますが、子どもたちに教える時は、キャッチボールからやったことがない子もいるので、投げる、走る、ボールを取るといった初歩的なところから教えます。根気強く子どもたちと向き合って、「今ここまでできたよね」といった会話をしながら指導するよう意識しています。
また、「元気に楽しく全力プレー!」をチームスローガンとして活動しており、勝ち負けよりも野球を好きになって、これから先も続けたいと思ってもらえるように指導しています。

――中山監督が指導を続けられる原動力は何ですか。
今までフライを取れなかった子が試合で高く飛んできたボールをキャッチするなど、できなかったことが試合で急にできるようになることがあるんです。そのような子どもたちの成長が見られると指導者として嬉しいです。だから、練習や試合がある休日は、朝が早くてしんどい時もありますが頑張れますね。
また、自分の息子たちが卒団した後も熱量が下がることなく指導を続けられているのは、野球が好きであり、子どもたちと真剣にぶつかるのが好きだからだと感じています。子どもたちは野球が上手になるために練習に来ていますから、グラウンドにいる時は厳しく指導します。しかし野球から離れた時には、監督と選手ではなくフラットな関係で接するようにしています。


――中山監督の今後の目標はありますか。
このチームは発足して10年なので、今後もチームが存続できるように、チームの基礎作りをしていきたいと思います。そして、子どもたちがOBとして帰って来てくれるチームにしていきたいです。
――最後に、東六ゴールデンファイターズに興味がある親御さんやお子さんへメッセージをお願いします。
一度見学に来て、東六ゴールデンファイターズの雰囲気を味わってみてください。見学会では、普段の練習の様子を見ることができますよ。また、僕自身これまで野球を通して教えてもらったことや学んだことは、人生において素晴らしいものだと感じています。野球を始めたら厳しいことやつらいことがあるかもしれませんが、その先にすごく良いものが待っているので、ぜひ一緒に野球をやりましょう!

東六ゴールデンファイターズ

仙台市青葉区にて活動する軟式少年野球チーム “東六ゴールデンファイターズ”です。“元気に 楽しく 全力プレー!“ をチームスローガンとして意欲的に活動しています。これからも地域に根づき、愛されるチームになるよう元気に活動してまいります。皆様からのご支援、よろしくお願いいたします。

仙台市青葉区にて活動する軟式少年野球チーム “東六ゴールデンファイターズ”です。“元気に 楽しく 全力プレー!“ をチームスローガンとして意欲的に活動しています。これからも地域に根づき、愛されるチームになるよう元気に活動してまいります。皆様からのご支援、よろしくお願いいたします。

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