青山サッカースポーツ少年団(青山FC)は、宮城県利府町にある青山小学校を拠点に活動しているサッカーチーム。利府町を中心とした周辺地域から練習に参加する子どもたちの元気な声が響く中、青山FCを立ち上げた髙橋安治さんに、子どもたちへの想いや叶えたい夢を語っていただきました。
インタビュアー:櫻田凌那(Pocci!学生チーム)
利府町で唯一のサッカースポーツ少年団
青山サッカースポーツ少年団(青山FC)は、利府町で活動する唯一の少年サッカーチームとして、4才から中学生まで、現在約40名が所属しています。毎週末、青山小学校を拠点に、利府町をはじめそのほかの地域から子どもたちが集まって練習しています。
青山FCを立ち上げた髙橋安治さんは、自身も横浜でサッカー選手としてプレーし、宮城では試合の審判も務めたご経験の持ち主。公益財団法人日本サッカー協会(JFA)公認C級ライセンスを持った指導者として、30年間子どもたちにサッカーを教えてきました。
髙橋さんがサッカーチームを作ろうとしたきっかけは、髙橋さんのお子さんにサッカーをさせたいという想いがあったからでした。髙橋さんが利府町に引っ越してきた時、お子さんが入学した青山小学校で「青山小スポーツ少年団」を設立。設立から15年を経て、現在の「青山サッカースポーツ少年団」に名前を変えて活動しています。
モットーは勝つことより楽しむこと
スポーツ少年団というと、勝利に向かって練習に励み、コーチからは檄を飛ばされるといったイメージを思い浮かベる方もいるのではないでしょうか。
青山FCでは、サッカーを楽しむことを基本としています。髙橋さんをはじめ、コーチの皆さんは、子どもたちにサッカーの勝ち方を教えるのではなく、心(こころ)・技・体の充実を図ることをモットーとしています。
「青山小スポーツ少年団を立ち上げた当初から、学校に行きづらさを感じていてもサッカーはしたいという子どもたちも受け入れていました。子どもたちが青山FCを卒業後、他のスポーツに挑戦したり、利府町から離れたりしても、ここでサッカーをしていたことが楽しい思い出になってほしいんです。そのために、何をしたら子どもたちが楽しんでくれるかを日々考え、自分たちも子どもたちから何かを学ぶつもりで一緒に練習に励んでいます。」と髙橋さん。
子どもたちに楽しんでほしいという思いが高じて、サッカーの練習だけではなく、土に触れる機会が少ない今の子どもたちに、土に触れる楽しさを感じてもらおうと、手作りの畑での芋掘り体験も行っています。
子どもたちとサッカーの未来を思い描く
子どもたちからは「団長」と呼ばれて親しまれ、長年たくさんの子どもたちを指導してきた髙橋さん。初期に指導した子どもたちの中には、コーチとして青山FCで活躍している方もいらっしゃいます。
そんな髙橋さんの夢は、子どもたちがいつでもサッカーができる場所をつくること。
「今は、公営施設を借りて練習する場合もありますが、子どもたちがどれだけボールを蹴っても投げてもいい、大きい声を出しても怒られない場所はそう多くはありません。子どもたちが成長し、一度は利府町を離れても、再びこの町に戻ってサッカーを楽しんでほしいので、そのための場所と新しい世代のチームをつくっていきたいです。」
子どもから大人まで、男女問わず、何歳になっても同じフィールドでサッカーを楽しめる環境を作りたい。髙橋さんのサッカーへの想いは、常に未来へ向けられています。
青山サッカースポーツ少年団
利府町青山小学校をホームに活動している「青山サッカースポーツ少年団」(青山FC)です。スポーツ(サッカー)を「より楽しむ」ことを基本として、こころ・技・体の充実を図ることをモットーとして活動しております。
今後、同じフィールドのうえで汗を流し楽しめる環境と「子ども(キッズ)から大人、女子まで、生涯スポーツとしてのスポーツを楽しむ」異種目交流を含めた環境作り、地域スポーツクラブを目指していきたいと考えております。
皆さまからのご支援、ご協力をお待ちしております。
利府町青山小学校をホームに活動している「青山サッカースポーツ少年団」(青山FC)です。スポーツ(サッカー)を「より楽しむ」ことを基本として、こころ・技・体の充実を図ることをモットーとして活動しております。
今後、同じフィールドのうえで汗を流し楽しめる環境と「子ども(キッズ)から大人、女子まで、生涯スポーツとしてのスポーツを楽しむ」異種目交流を含めた環境作り、地域スポーツクラブを目指していきたいと考えております。
皆さまからのご支援、ご協力をお待ちしております。